裏拍は音楽をするうえで逃げては通れない言葉です。しかし、裏拍を体で感じるのはとても難しいと思います。音楽歴10年の私が初心者の方々に脳死で絶対に数えられる裏拍の数え方を紹介します。
読んで欲しい人
・音楽始めたたての人で裏拍を感じれるようになりたい!という人
・音楽やってるけど、音取りの際に裏拍のとり方が分からない人
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そもそも裏拍とは
リズムは「表拍」と「裏拍」で構成されています。裏拍は「ンタンタンタンタ」の中で赤い文字のところです。別の言い方をすると「1ト2ト3ト4ト」の赤いところです。コンサートの手拍子も、基本的に表拍でやられるため、普段は裏拍を感じることはありません。表拍は無意識に感じれるのに対して、裏拍は意識をしなければ感じられないため、とても難しいと世間では言われています。
音楽のプロから学んで裏拍の感覚を掴んでみませんか!?
裏拍を取れるメリット
- リズム感・テンポに乗った音楽になる
- ノリノリの音楽観に近づくことができるでしょう!!
- 裏拍が正確になると、倍のリズムがカウントされるため、音取りが正確にできるようになる
- 歌唱の場合、裏拍が分かると息を吸うタイミングがさらに明確になる
まとめると、音楽の力が大幅に上がるということです
そもそも日本人が裏拍苦手な理由とは
日本人は農耕民族と言われていわれていたので、くわを上げておろして引いてのように、全てが表拍だけで構成されている動作の文化で生きているので苦手と言われています。
対して、欧米人は騎馬に乗るので、パッカパッカとリズムあふれる動きになっています。つまり、文化の違いによるもので先天的に、日本人は裏拍が苦手ということになっています。
苦手な裏拍を習得する普通の練習方法
- メトロノームを用意してメトロノームの表拍と表拍の間に手拍子をいれる。
メトロノームのチクタクの間に手拍子を入れると、裏拍を取れるようになります。
けど
これじゃできないよという人向けのおすすめの方法を紹介します。
本当に、本当に無理な人向けな裏拍訓練方法
表拍を2分割して、伸ばす音の数をカウントする。これ、どういうこと?
今までだったら、1ト2ト3ト4トと裏拍をカウントしていたところを、
これからはタタタタタタタタとカウントすればなんとかなるのではないのか?詳しく説明していきますね!
どういうこと?
裏拍で難しくなる理由は、カウントが複雑になるからです。けど、全てを8分音符でカウントし続ければ、8分音符がひたすら繰り替えされるカウントとなるのでとーても簡単になります。
どんなメリット?
この考え方だと、裏拍という概念が消えてただの8分音符の羅列となります。裏拍だとメトロノームのなる音とずらしてテンポを把握しないといけないですが、ただの8分音符の羅列となると、タタタタタタタを永遠と繰り返すことだけのリズムとなるので、余裕のテンポ把握となります。付点4分音符の長さもこの考え方を使うと一撃でわかります。
デメリット
裏拍にはリズム感を作りだす効果があります。全てを8分音符にするということは、作曲者がわざわざ裏拍にして作った音楽に対して裏切ることになります。演奏者が裏拍を感じていない音楽だとリズム感がなくなり、聞いていてつまらない音楽となる可能性が高いです。
具体的な使い方
例えば、この譜面だと、裏拍が本当に苦手な人はどのくらい伸ばしたかやっても分からないと思います。気がついたら、メトロノーム2つ分をカウントしていることもしばしばあるはず・・・
けれど、このカウント裏拍という概念を消すカウント方法だと???
説明が難しいのですが、赤文字の休符のタでも、しっかりカウントすることがポイントです。
これまでだと、「ターー(伸ばし)ン(休符)ターー(伸ばし)ン(休符)」とカウントしていたものから、「タタタ(伸ばし)タ(休み)タタタ(伸ばし)タ(休み)」とカウントすやり方です。試すとわかると思いますが、ターーの長さがかなり自分の中で確実に認識できるようになったと思います。
デメリットをなくした使い方
テンポをゆっくりにして、分からないところのテンポ確認のときに私が紹介した、裏拍の考え方を使うというやり方がおすすめです。ここで大切なことは、テンポをゆっくりにするということ
どうしてなのかと言うと・・・ テンポが速いままだと、少しのテンポのズレが把握できなくて、できていないのにできた!と錯覚してしまうから。ゆっくりだと誤魔化が聞ききません。だから、ゆっくりとしたテンポでの音取りがおすすめです。テンポをゆっくりにして、分からないところのテンポ確認のときに裏拍を感じないやり方で長さを確認するというやり方がありかも。
日常でもできる練習方法
基本的に最近のJpopは言葉の出だしが裏拍スタートになっている曲が多いので裏拍ということに意識を向けて聞いて見るといいですよ!!official髭男dismのイエスタデイは裏拍だらけなので、裏拍を感じながら聞いてみましょう。
まとめ
今回、紹介したやり方は、本当に裏拍を数えられないよって人におすすめの方法です。テンポが苦手な私もこのやり方を何十回か繰り返したら裏拍についてだいぶ感覚が身に付いて裏拍もできるようになりました。
裏拍ができないのはあなただけではありません!
何回も繰り返し練習してマスターしていきましょう。今回の裏拍の数え方は音楽関係者、リズム感があるすごい人たちには怒られるかもしれませんが、とても実用的なのでぜひぜひ使ってみてください!!
裏拍を含めて、音楽はプロに教えてもらうのがベストです!!良かったらこちらのミュージックスクールに行ってみてはいかがでしょうか?
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